しちおブログ

思ったことを書きます。福本作品とかの記事が多いと思います。 twitter:@SHI_CHI_O

闇麻のマミヤ第零話 感想・考察 主人公マミヤの正体に迫る

福本伸行先生の新連載ということで普段は買わない近代麻雀を早速購入して読みました。私は福本作品が好きですが昨今の作風に不満を抱いていたので期待より不安の方が大きかったです。しかし今作は読んだ所悪くないと感じました。

 

〇感想

零話ということで闘牌は非常にアッサリでしたがロジックはしっかりしていたと思います。今まで「闇」ルールを使ってこなかったマブチが急にそのルールを使ったということは明確な危険牌であること、つまりマミヤの河に高く立直宣言牌の近くでもあるドラ周辺であるという推察はおかしくないでしょう。マブチの人間性からの推理も入っていたようですが。

天・アカギと同じ世界の令和時代の話ということで、赤木しげる信者な自分にとっては赤木の新たな一面を見れる希望とキャラ崩壊の不安でいっぱいいっぱいです。アカギの治が年老いて登場しましたが、アカギでの再登場はこれの前振りだったわけですね。

 

〇考察

・マミヤは初の女性主人公?

色んな所で囁かれてる噂ですね。残念ながら今回主人公マミヤの性別含め詳しいことは明かされませんでしたがいくつかの描写から推測できそうなことはありそうです

シャツには黒猫、スタジャン(って言うのかな?)には左胸に百合の花、背に大きな鳥が描かれていて、髪型はカイジの和也に似ています。どちらかと言えば女性的な恰好に見えます。

またマブチの台詞に「勝てばメス共(描写的に地下アイドルたちの解放を賭けて戦っていると思われます)は非解放!そのまま…!そのうえ… そのうえだ…!」とありますが「そのうえ」何があるのかは結局明かされませんでした。ただ地下アイドルの非解放に続く「そのうえ」とくれば新しい女性人材の獲得、すなわちマミヤが女性であり、負ければその身を売るという条件でギャンブルをしている…のではないでしょうか。

口調は男性的ですが強気で男勝りな性格なのかも?

・「闇」「闇返し」「完闇」という特殊ルール

福本作品恒例の特殊ルール麻雀のようで全貌はいまだ掴めません。確認できたルールをまとめると

「闇宣言し1000点を供託(あるいはサシ勝負の相手へ払う?)することで捨て牌を伏せることができる」

「闇宣言をされた場合、闇返し宣言と2000点で伏せた牌を開けさせることができる」

「闇返し宣言をされた場合、完闇宣言と4000点で開けずに済ますことができる」

「完闇宣言で伏せられた牌にもロンはできる(闇宣言については不明)(ポンやチーはできない?)。ロンが成立した場合は倍払い」

の4つ。

一見しても点棒の支出と牌の開示が釣り合うかどうかの駆け引き、あえて何でもない牌で闇宣言し相手の点棒を引き出すブラフなどを考えることができます。福本先生の作風と非常にマッチしたルールなのは確かなようです。

「闇麻のマミヤ」の「闇」が入ってるだけに作品を通して使われるルールになる可能性もあると思われます。マミヤが「最初に話したろ」と「闇」のルールを話しているのでマミヤが相手に持ち掛けるマイルールなのかもしれませんね。

 

 

元号令和に合わせてスタートした今作。どちらも楽しいものになってくることを願います。